オペラ歌手の田月仙さん 南北で歌って
□▽南北で歌って
在日二世のオペラ歌手として、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌公演と韓国のソウル公演と南北で歌ったことのある田月仙さん(36)=写真=が五月十二日に、東京でオペラリサイタルを開く。
「平壌は一九八五年の世界親善芸術祝典に招かれ、ソウルでは昨年秋の”カルメン”で主役を演じることができました」
高校まではピアノをやっていたが、桐朋学園短大に入ってからオペラの魅力に取りつかれた。
「オペラは歌だけではなく、役になりきる演技が求められます。そのへんが魅力でもあるんです」
今回のリサイタルでは、コリア歌曲「高麗山河 わが愛」イタリア歌曲「踊りの歌」など五曲の歌曲シリーズが第一部。”カルメン”の有名なたばこ工場の場面を中心に、ハバネラ、ジプシーの歌など七曲が第二部という構成。
「日本では、オペラはまだ一部のファンに支えられているのが現状です。親しみのある舞台で幅広いファンを育てたい」と抱負を語る。
連絡先は二期会=電話03(3796)4711。会場=中野ゼロ大ホール。
共同通信社